応急手当講習会
札幌商工会議所が主催する普通応急手当講習会に参加しました。(2020年2月22日)
3時間コースで、①喉つまりによる窒息状態の対処、②心肺蘇生法、③AEDの使い方を学びます。
① 喉にものが詰まって窒息しているときは、後から抱え込むようにして横隔膜の下からお腹を持ち上げる。(腹部突き上げ法)
② 倒れている人の意識がない時は、周りの人に119番通報とAEDの支援を頼んで、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を始める。
1分間に100回から120回の速いテンポで、胸の真ん中を5センチ沈むくらい強く圧迫する。
人工呼吸ができる場合には、胸骨圧迫30回に対して人工呼吸を2回のペースで、救急隊に引き継ぐまで続ける。
③ AEDが到着しても胸骨圧迫を継続する。AEDのパットを貼りつけて、AEDから「離れてください」の音声があったときだけ胸骨圧迫を中断する。
AEDによる電気ショックが完了すると、「直ちに胸骨圧迫を開始してください」の音声があるので心臓マッサージを再開する。
「AEDは止まっている心臓を動かすための電気ショックだと思われている方が多いですが、それは違います。心室細動を取り除くので除細動器と呼ばれ、AEDの電気ショックで心臓は静止します。電気ショックが終わったら直ちに心肺蘇生を再開してください。」ということです。
ずいぶん前に職場の研修で心肺蘇生を練習したことがあったのですが、胸骨圧迫(心臓マッサージ)は重労働でした。これを救急隊が到着して引き継ぐまで続けるのは、一人ではかなり厳しいので、周りの人と協力してやりたいものです。