ボランティアには責任を与えなければならない。大きく羽ばたかせ、必要な意思決定を行わせなければならない。
Make sure that volunteers are given responsibility; they must be able to spread their wings and have autonomous commands.
ガールスカウトでボランティアは、グループリーダー、キャンプリーダー、バッジリーダーとして育てていく。やがて地区の協議会の仕事を任せ、プログラムの開発を任す。こうして彼らは地域や全国のリーダーになっていく。
In the Scouts, they start as troop leaders and camp leaders, as teachers for badges. Then they receive task force assignments, are asked to lead teams and to develop materials. Next, they move into leadership positions with the local and the national organization.
人の育成に当たって最も有効な方法が、先生役をしてもらうことである。先生になることほど多くを学べることはない。先生役を頼むことは最高の評価である。
The most important way to develop people is to use them as teachers. Nobody learns as much as a good teacher. Selecting someone to be a teacher is also the most effective recognition.
営業マンであれ赤十字のボランティアであれ、「どうして成績が良いのか、話してください」と頼まれることほどうれしいことはない。
Whether you talk to salesmen or Red Cross workers, you’ll find that no recognition is sweeter than to be asked: “Tell us what you do to be so effective?”
有給のスタッフについては、内向きになることを防ぐために、意識的に外の風に当てなければならない。大学の社会人向けの講座にも出させるべきである。
The final development tool is needed less for volunteers than it is for regularly employed staff workers, who can so easily become inbred and ingrown. Push them outside: for example, into adult education at the local high school or college.
「先生役」として人前で自分の経験を話すことになると、何をどんな順番で話すのか、その経験の背景は何だったかを改めて考え、経験だけでは不足している部分を勉強し、想定質問と回答を考えておくなど、いろいろな準備をしなければなりません。
この準備の過程が、経験したことを自ら体系的に整理したり新たな学びを得たりする成長の機会だと思います。
何度も「先生役」を務めて慣れてきてしまうと飽きがくるという面はあるでしょうから、経験の浅い人ほど、「先生役」による成長幅が大きいでしょう。
経験豊かな先生役には、組織外で話す機会を作ったり、組織内でも別の職種の人たちに話してもらうなど、聴衆を変えることによって、伝え方や話のレベルを変えなければならない状況を作り、成長を促すという方法もあると思います。
2014/1/15