リーダーは組織のミッションと価値観に沿った役割を果たさなければならない。
The role the leader takes has to fit in terms of the mission of the institution and its values.
優れたリーダーは「私」を考えない。いつも「われわれ」と考える。彼らは自分の仕事がチームを機能させることだと知っている。
The leaders who work most effectively don’t think “I.” They think “we.” They understand their job to be to make the team function.
責任を引き受け、成果は「われわれ」のものとする。考えることは、なされるべきこと、チームのことだけである。
They accept the responsibility and don’t sidestep it, but “we” gets the credit. There is an identification (very often, quite unconscious) with the task and with the group.
リーダーとしての能力の第一が、人の言うことを聞く意欲、能力、姿勢である。
As the first such basic competence, I would put the willingness, ability, and self-discipline to listen.
第二が、コミュニケーションの意思、つまり自らの考えを理解してもらう意欲である。
The second essential competence is the willingness to communicate, to make yourself understood.
第三が、言い訳をしないことである。思ったようにいっていない、間違った、やり直そうと言えなければならない。
The next important competence is not to alibi yourself. Say: “This doesn’t work as well as it should. Let’s take it back and re-engineer it.”
第四が、仕事の重要性に比べれば自分などとるに足りないことを認識することである。
The last basic competence is the willingness to realize how unimportant you are compared to the task.
前のセクションは、リーダーを選ぶ側としての気をつけることの記述でしたが、このセクションは選ばれたリーダー側が意識しておくべきことについて述べています。
このセクションの中ではリーダーとなる人の資質について次のように述べています。
「リーダー用の性格や資質というものはない。それは身につけることができるというスキルの問題に過ぎない。そしてわれわれのほとんどはリーダーのスキルを身につけることができる。」としています。もっとも、リーダー向きでない人がいること自体は否定していません。
そのスキルについて列挙したのが、上記四つの能力です。これらの能力は、リーダーになる前に身につけておくべき能力です。
リーダーばかりでなく、そのチームのメンバーもがこのような能力を持っていたら、チームはよく機能して大きな成果を挙げられるようになると思います。将来のリーダーになるためにも身につけておきたい能力です。
2013/11/14