成長するには、ふさわしい組織でふさわしい仕事につかなければならない。基本は得るべき所はどこかである。この問いに答えを出すには、自らがベストを尽くせるのはどのような環境かを知らなければならない。
最初の仕事はくじ引きである。最初から適した仕事につく確率は高くない。しかも、得るべきところを知り、自分に向いた仕事に移れるようになるには数年を要する。
組織が腐っているとき、自分が所を得ていないとき、あるいは成果が認められないときには、辞めることが正しい道である。
まるで転職を勧めているようなセクションですが、「ベストを尽くすことができる環境は、今働いているところで数年間ベストを尽くしてみないとわからない」ということを言いたいのではないかと思います。
成果が出ないのは何かと他人や環境のせいにしがちですが、その前提として自分は成果を出すためにその環境を変えようとベストを尽くしているかを客観的に検証しなければならないということです。
それを数年続けて、それでも組織の価値観と自らの価値観を合わせることができないなら、人は自らを軽く見るようになってしまうので、辞めたほうが良いとしているのです。
2014/2/1