ドラッカー:あなたはボランティアという実に多様な人たちを相手にされているわけですが、何か心に留めておられることはありますか。
Is there any one guiding principle you have in managing a heterogeneous group of volunteers?
バーテル:私は、ボランティア一人ひとりの、個としてのの尊厳をあらゆる活動の真ん中に据えています。みな、神様の子として大事な人たちです。
Peter, I try more than anything to keep central my conviction of the dignity of each person. Each person has the same dignity as a child of God.
仕事にも関係のあることです。人が自らの尊厳を実感するのは、仕事を成し遂げ責任を果たしたときです。したがって、彼らが仕事で成果を上げるうえで、教会として助けられることは何でもしなければならないと思っています。
There’s another aspect of this that has to do with the task. A person is never going to have a sense of his own, her own, dignity unless they are able to fulfill the expectation of completing the tasks and discharging the responsibilities that they take on. So it seems to me extremely significant that I have to do anything I can or provide anything that we can as the Church, so that these colleagues of mine will be successful in what they set out to do.
ド:あなたは、ご自分の仕事が、人の自己実現を助けることであると考えておられるわけです。
You see your job as helping people achieve.
バ:彼らが仕事ができないということは、この私が私の仕事をできなかったということなのです。そして彼らが立派にできたということは、私が立派に仕事をできたということなのです。
If they fail, I’ve failed. And their success is my success.
ド:人が行うべきことを行えるようにすることほど大事なことはありません。それがリーダーについての唯一の定義ですね。
Yes, there is no greater achievement than to help a few people get the right things done. That’s perhaps the only satisfactory definition of being a leader.
無報酬で活動するボランティアだからこそ、仕事そのものから達成感ややりがいを得る必要があります。
そのために組織は一人ひとりに役割と責任を与え、活動を助けることを行い続けなければなりません。そうしなければ、ボランティアの人たちを惹き付け引き止めておくことができなくなるでしょう。
ある場面においては、関心のない者たちは捨て置き、上位一割の人を引っ張り上げる方法で組織を変えていくという手法が二つ前のセクションで紹介されていました。
しかし総じて言えば、リーダーの役割はメンバーが仕事をできるように助けること、と心得ておくべきということなのです。
2014/1/23