貢献へのコミットメント The Exective’s Own Commitment

貢献に焦点を合わせることが、仕事の内容、水準、影響力において、あるいは上司、同僚、部下との関係において、さらには会議や報告の利用において成果を上げる鍵である。
ところがほとんどの人が下に向かって焦点を合わせる。
成果ではなく努力に焦点を合わせる。
組織や上司が自分にしてくれるべきことを気にする。
そして何よりも、自らが持つべき権限を気にする。
その結果、本当の成果を上げられない。

The focus on contribution is the key to effectiveness: in a man’s own work - its content, its standards, and its impacts; in his relations with others - his superiors his associates,his subordinates; in his use of the tools of the executive such as meetings or reports.
The great majority of executives tend to focus downward.
They are occupied with efforts rather than with results.
They worry over what the organization and their superiors “owe” them and should do for them.
And they are conscious above all of the authority they “should have."
As a result, they render themselves ineffectual.

  • superior:目上の人; 上司, 上官
  • subordinate:(職場などの)部下, 下位[下級]の人
  • tend to do:〈人物事が〉…しがちである, …する傾向がある, よく…になる
  • downward:下の方へ, 下を向いて, 裏向きで[に]; 下降して, 減少して, 落ち目に
  • be occupied with:«…に» 夢中で, «…で/…するのに» 忙しくて
  • worry over:«…について» 心配する, 気をもむ, 悩む
  • owe:〈人〉のために…する義務がある,«…の» 借り[借金]がある,〈人〉に借金がある, 〈お金金額〉を借りている;
  • be conscious of:[…ということに]気づいている, 自覚[意識]している; 気にかける, 気にする
  • above all:とりわけ、中でも
  • render:〈事物が〉〈人物〉を〈状態〉にする(make)

いかに若い新入りであろうと、貢献に焦点を合わせ成果に責任を持つ者は、最も厳格な意味においてトップマネジメントの一員である。
組織全体の業績に責任を持とうとしているからである。
貢献に焦点を合わせることによって、自らの狭い専門やスキルや部門ではなく、組織全体の成果に注意を向けるようになる。
成果が存在する唯一の場所である外の世界に注意を向ける。

The man who focuses on contribution and who takes responsibility for results, no matter how junior, is in the most literal sense of the phrase, “top management.”
He holds himself accountable for the performance of the whole.
The focus on contribution turns the executive’s attention away from his own specialty, his own narrow skills, his own department, and toward the performance of the whole.
It turns fix attention to the outside, the only place where there are results.

  • no matter how:・・・であろうとも
  • literal:文字通りの、全くの、
  • accountable for:(説明する)責任がある
  • attention:注意力、関心、興味、注目

自らの貢献を問うことは、可能性を追求することである。
そう考えるならば、多くの仕事において優秀な成績とされているものの多くが、その膨大な可能性からすればあまりに貢献の小さなものであることがわかる。

To ask,”What can I contribute?” is to look for the unused potential in the job.
And what is considered excellent performance in a good many positions is often but a pale shadow of the job’s full potential of contribution.

  • unused potential:新しい可能性
  • pale:大したことのない、青白い
  • a shadow of:ごくわずかの

あらゆる組織が三つの領域における成果を必要とする。
すなわち、直接の成果、価値への取り組み、人材の育成である。
これら全てにおいて成果を上げなければ、組織は腐りやがて死ぬ。
したがって、この三つの領域における貢献をあらゆる仕事に組み込んでおかなければならない。

For every organization needs performance in three major areas:
It needs direct results; building of values and their reaffirmation; and building and developing people for tomorrow.
If deprived of performance in any one of these areas, it will decay and die.
all three therefore have to be built into the contribution of every executive.

  • reaffirmation:再確認,(affirmation:肯定、確約、断言、確認)
  • deprive:を奪う, 剝奪する
  • decay:腐る、腐敗する、衰退する、堕落する

ビジョンや能力や業績において、今日の水準を維持しているだけの組織は適応の能力を失ったというべきである。
人間社会において唯一確実な者は変化である。自らを変革できない組織は明日の変化に生き残ることはできない。

An organization which just perpetuates today’s level of vision, excellence, and accomplishment has lost the capacity to adapt.
And since the one and only thing certain in human affairs is change, it will not be capable of survival in a changed tomorrow.

  • perpetuate:〈悪い状況考えなど〉を永続させる, 恒久化する
  • accomplishment:達成、業績、成果
  • adapt:順応する、適応する
  • affair:仕事、事態、状勢

貢献に焦点を合わせるということは、責任を持って成果を上げるということである。
貢献に焦点を合わせることなくしては、やがて自らをごまかし、組織を壊し、共に働く人たちを欺くことになる。

Commitment to contribution is commitment to responsible effectiveness.
Without it, a man shortchanges himself, deprives his organization, and cheats the people he works with.

  • commitment:約束、責任、取り組み、献身
  • shortchange:…をだます、…を不当に扱う、…に釣銭を少なく渡す
  • deprive:奪う、剥奪する
  • cheat:だまし取る、裏切る

第三章では、成果を上げる五つの能力のうち二つ目の能力である「貢献に焦点を当てる」ことについて詳しく見ていくことになります。

最初から、厳しい指摘が入りました。組織全体の成果に貢献しない仕事を一生懸命やって、私は努力していると自己満足していたり、誰か偉い人がこれを決めてくれないから仕事が進まないと自らの貢献を放棄したり。

もちろん仕事に一生懸命取り組み、努力をすることは大切なことですが、その努力の方向が組織の成果に正しい影響を与えていることを常に確認し続けようとドラッカーは呼びかけています。

成果を上げるべき三つの領域は、特に重要なフレーズです。これらを「あらゆる仕事」に組み込んでおかなければ、「組織は腐りやがて死ぬ」という極端な表現で注意を喚起しています。

「価値への取り組み」は、「緊急ではないが重要な事柄への取り組み」「次世代の商品・サービス開発」「変化への対応」など様々に解釈できる言葉です。しかし、一人ひとりが行う価値への取り組みは、あくまで、組織の進む方向にあっていることが必要です。

create:2015/9/26


専門家に成果をあげさせるには How to make the specialist effective

知識労働者が生産するのは物ではなく、アイデア、情報、コンセプトである。
知識労働者はほとんどが専門家である。
彼らは一つのことだけをよく行うとき、すなわち専門化したとき大きな成果を上げる。
しかし専門知識はそれだけでは断片に過ぎず不毛である。
専門家のアウトプットは他の専門家のアウトプットと統合されて成果となる。

Knowledge workers do not produce a “thing.” They produce ideas, information, concepts.
The knowledge worker, moreover, is usually a specialist.
In fact, he can, as a rule, be effective only if he has learned to do one thing very well; that is , if he has specialized.
By itself, however, a specialty is a fragment and sterile.
Its output has to be put together with the output of other specialists before it can produce results.

  • moreover:そのうえ、さらに
  • as a rule:普通は、概して、原則として
  • fragment:断片、破片、切れ端
  • sterile:不毛の、むだな、面白みのない

知識ある者は理解されるよう努力する必要がある。
素人は専門家を理解するために努力すべきである、あるいは専門家は専門家と通じれば十分であるなどとすることは、野卑な傲慢である。

The man of knowledge has always been expected to take responsibility for being understood.
It is barbarian arrogance to assume that the layman can or should make the effort to understand him,and that it is enough if the man of knowledge talks to a handful of fellow experts who are his peers.

  • barbarian:未開の, 野蛮な; 無教養な
  • arrogance:傲慢さ、横柄さ
  • layman:素人、一般の人
  • handful:一握りの、一つかみの
  • fellow:同僚、仲間、
  • peer:同輩、友達

顔を上に向けることによって、ほとんど無意識に、他の人が何を必要とし、何を見、何を理解しているかを知ることができる。
さらには、組織内の人たち、つまり上司、部下、そして他の分野の同僚に対し、「あなたが組織に貢献するためには私はあなたにどのような貢献をしなければならないか」「いつ、どのように、どのような形で貢献しなければならないか」を聞けるようになる。

For they are almost imperceptibly led by their upward orientation into finding out what the other fellow needs, what the other fellow sees, and what the other fellow understands.
Effective executives find themselves asking other people in organization, their superiors, their subordinates, but above all, their colleagues in other areas: “What contribution from me do you require to make your contribution to the organization? When do you need this, how do you need it, and in what form?"

  • imperceptibly:かすか[わずか]に; いつの間にか.
  • upward orientation:上向きの角度
  • colleague:同僚、仲間

情報システム部門の仕事などは、知識労働者が専門家であるということが顕著な仕事の例だと思います。

カタカナ言葉や3文字アルファベットなど、一般にはなじみのない用語が多く、新しく着任した上司やシステム利用者部門の担当者などに情報システム部門の仕事を理解してもらうことにとても苦労します。

そこで、「理解されるよう努力する必要」を感じて、素人にもわかりやすくするために一般的な事例などを使って説明を試みるのですが、自分の意図するところが伝わったのか、また、伝わったとしても内容が正確ではないかもしれないと、不安を抱くようなこともあります。

しかし、ドラッカーが言っているのは、専門家が気にしなくてはならないことは、専門用語の意味が伝わったかどうかではなく、私たちのアウトプットを使う人たちが成果をあげるために有用だと感じられるかどうかにかかっているということです。

それで上記のように相手に問いかけろと言っているのですね。「あなたの仕事は私の成果に何の貢献もしていない」と言われてしまう恐怖はありますが、もしそうなったら大いに反省するという勇気を持って問いを発することが大事なのです。

2013/5/14
update:2015/10/3

人間関係のあるべき姿 The right human relations①

対人関係の能力を持つことによってよい人間関係がもてるわけではない。
自らの仕事や他との関係において、貢献に焦点を合わせることによってよい人間関係がもてる。
そうして人間関係が生産的となる。生産的であることが、よい人間関係の唯一の定義である。

Executives in an organization do not have good human relations because they have a “talent for people."
They have good human relations because they focus on contribution in their own work and in their relationships with others.
As a result, their relationships are productive - and this is the only valid definition of “good human relations."

  • valid:有効な、妥当な、まっとうな

われわれは貢献に焦点を合わせることによって、コミュニケーション、チームワーク、自己開発、人材育成という、成果を上げる上で必要な四つの基本的な能力を身につけることができる。

The focus on contribution by itself supplies the four basic requirements of effective human relations: communications: teamwork: self-development; and development of others.

  • basic requirements of effective human relations:成果を上げる人間関係の基礎的な要件

第一に、長い間マネジメント上の中心課題だったものがコミュニケーションである。
仕事において貢献する者は、部下たちが貢献すべきことを要求する。
「組織、および上司である私は、あなたに対しどのような貢献の責任を期待すべきか」「あなたに期待すべきことは何か」「あなたの知識や能力を最もよく活用できる道は何か」を聞く。
こうして初めてコミュニケーションが可能となり容易となる。

1 Communications have been in the center of managerial attention these last twenty yeas or more.
Executives who take responsibility for contribution in their own work will as a rule demand that their subordinates take responsibility too.
They will tend to ask their men: “What are the contributions for which this organization and I, your superior, should hold you accountable? What should we expect of you? What is the best utilization of your knowledge and your ability?"
And then communication becomes possible, becomes indeed easy.

  • accountable:(説明する)責任がある
  • utilization:利用、活用

第二に、果たすべき貢献を考えることによって、横へのコミュニケーションが可能となり、その結果チームワークが可能となる。
自らの生み出すものが成果に結び付くには、誰にそれを利用してもらうべきかとの問いが、命令系統の上でも下でもない人たちの大切さを浮き彫りにする。

2 The focus on contribution leads to communications sideways and thereby makes teamwork possible.
The question, “Who has to use my output for it to become effective?” immediately shows up the importance of people who are not in line of authority, either upward or downward, from and to the individual execute.

  • sideway:横の、ななめの、間接的な
  • thereby:それによって、それに関して、その近くに、その辺に
  • immediately:直ちに、すぐ近くに、直接に
  • show up:顔を出す、現れる、見えるようになる
  • line of authority:権限の系統

人間関係といっても、家族や近所づきあい、友達関係のような成果を上げることを目的としない関係のことは議論の対象外です。人と人が協力してそれ以外の人に貢献するような組織における人間関係はどうあるべきかを考えた時、上記のように「生産的であることが唯一の定義」と言えるとしたものです。

成果を上げる人間関係の四つの基礎的な要件の第1はコミュニケーション、第二はチームワークとしています。

コミュニケーションについては、部下と上司が目標設定を共有する場面を本文中で取り上げ、互いの視点の違いが明らかになることこそ、成果に結び付くコミュニケーションであると述べています。

チームワークという言葉は、専門家が「自発的に」全体の成果に向かって働くという意味で使っているようです。

医師・看護師・理学療法士など医療サービス関係の専門家が、指揮命令がなくとも一人の患者を治療するという共通の目的に自発的に貢献するという事例の記載があります。

指揮命令がなくとも自発的に動けるためには、あらかじめコミュニケーションによって「生産的な人間関係」ができていることが重要だということも言えると思います。

2013/5/15
renew:2015/10/3

人間関係のあるべき姿 The right human relations②

コンピュータの登場によって、今日知識労働者の間のコミュニケーションが決定的に重要な問題になっている。
情報は人によって処理され伝達されていた。そのため、情報にはコミュニケーション、すなわち意見、印象、注釈、判断、偏見が入り込んでいた。
ところが今日、突然、情報が大幅に非人格化し、コミュニケーションをまったく含まないものとなった。
こうして今日、情報処理を自動化すればするほど、効果的なコミュニケーションのための機会を作らなければならなくなった。

Communications within the knowledge work force is becoming critical as a result of the computer revolution in information.
Information had to be handled and transmitted by people, it was always distorted by communications; that is , by opinion, impression, comment, judgement, bias, and so on. Now suddenly we are in a situation in which information is largely impersonal and, therefore, without any communications content.
The more we automate information-handling, the more we will have to create opportunities for effective communication.

  • critical:重大な、決定的な、
  • distort:〈意見事実考えなど〉をゆがめて伝える, 歪曲する
  • therefore:したがって、それで
  • automate:オートメーション化する

第三に自己開発は、その成果の大部分が貢献に焦点を合わせるかどうかにかかっている。
組織に対する自らの貢献を問うことは、いかなる自己開発が必要か、いかなる知識や技能を身につけるか、いかなる強みを仕事に適用するか、いかなる基準を持って自らの基準とするかを考えることである。

3 Individual self-development in large measure depends on the focus on contributions.
The man who asks of himself, “What is the most important contribution I can make to the performance of this organization?” asks in effect, “What self-development do I need? What knowledge and skill do I have to acquire to make the contribution I should be making? What strengths do I have to put to work? What standards do I have to set myself?"

  • acquire:獲得する、身につける

第四に、貢献に焦点を合わせるならば、部下、同僚、上司を問わず、他の人の自己開発を触発することにもなる。
属人的な基準ではなく、仕事のニーズに根ざした基準を設定することになる。
すなわち卓越性の追求である。
強い意欲、野心的な目標、大きな影響力のある仕事の追求である。

4 The executive who focuses on contribution also stimulates others to develop themselves, whether they are subordinates, colleagues, or superiors.
He sets standards which are not personal but grounded in the requirements of the task.
At the same time, they are demands for excellence.
For they are demands for high aspiration, for ambitious goals, and for work of great impact.

  • stimulate:刺激する、鼓舞する
  • excellence:優秀さ、卓越
  • aspiration:熱望、野望、大志、向上心

われわれは、自己開発と人材育成について多くを知らない。しかし唯一知っていることがある。
自らに少ししか求めなければ成長しない。
多くを求めるならば何も達成しない者と同じ努力で巨人に成長する。

We know very little about self-development. But we do know one thing.
If they demand little of themselves, they will remain stunted.
If they demand a good deal of themselves, they will grow to giant stature - without any more effort than is expended by the nonachievers.

  • stunted:未発達の
  • stature:名声、偉大さ、背丈
  • expend:〈労力金時間など〉を費やす, かける(spend) «on» ; …を消費する, 使い果たす

成果を上げる人間関係の四つの基礎的な要件の第3は自己開発、第4は人材育成としています。(第1はコミュニケーション、第2はチームワークでした。)

専門家である以上、その専門知識やスキルは他に貢献できる一流のものが求められます。したがって、自分の役割・貢献を果たすために必要なものはどんな専門知識なのか、スキルなのかを、把握しておく必要があります。

ドラッカーはここで詳しくは述べていませんが、状況や環境が変化するのに合わせて、自らの専門知識やスキルを変化させていかなければならない、そのためにはいつも自分を見つめ直すことが大事なのだと考えていると思います。

そして自己開発に真摯に取り組むことによって、周りの人に良い影響を与え、他の人の自己開発、すなわち人材育成につながっていくということなのでしょう。

卓越性(excellence)が大きなキーワードになっています。他人に迷惑をかけない程度の仕事ではなく、その道の第一人者を目指せ、ということです。

create:2015/10/3

会議の成果をあげる The effctive meeting

会議、報告書、プレゼンテーションは、エグゼクティブの仕事の典型的な光景である。
それらは彼らに特有の日常の道具である。
しかもそれらは膨大な時間を要求する。(彼の時間はすべて分析できており、管理可能なものは全てコントロールできていたとしても)

The meeting, the report, or the presentation are the typical work situation of the executive.
They are his specific everyday tools.
They also make great demands on his time - even if succeeds in analyzing his time and in controlling whatever can be controlled.

  • typical:典型的な、代表的な、いつもの、特有の

したがって成果を上げるには、会議や報告書やプレゼンテーションから何を得るべきかを知り、何を目的とすべきかを知らなければならない。

Effective executive know what they expect to get out of a meeting, a report, or a presentation and what purpose of the occasion is or should be.

  • occasion:場合、折、機会、出来事、行事

会議を成果あるものにするには、会議の冒頭に、会議の目的と果たすべき貢献を明らかにしなければならない。
そして会議をその目的に沿って進めなければならない。
目的のある会議を、誰もが勝手にアイディアを言い合う懇談の場としてはならない。
会議の終わりには、冒頭の説明に戻り、結論を会議開催の意図と関連付けなければならない。

The effective man always states at the outset of a meeting the specific purpose and contribution it is to achieve.
He makes sure that the meeting addresses itself to this purpose.
He does not allow a meeting called to inform to degenerate into a “bull session” in which everyone has bright ideas.
He always, at the end of his meetings, goes back to the opening statement and relates the final conclusions to the original intent.

  • state:述べる、示す
  • outset:最初、出だし
  • achieve:得る、生み出す、もたらす、やり遂げる、達成する
  • make sure:確かめる、確認する、気をつける、確保する
  • address oneself to:取り組む、専念する
  • allow:許す、認める
  • inform:知らせる、伝える、告げる、
  • degenerate:悪くなる、堕落する
  • bull session:ざっくばらんな討論
  • intent:意図したもの、趣旨

組織で仕事をする以上、会議は避けられません。取締役会議、定例役員会、プロジェクト進捗会議、営業会議、研修報告会・・・。

それぞれ目的を持って会議を始めているはずです。

開催の都度、その参加者が適切であるのか、目的は共有できているかを確認せよと言われています。

第3章の終わりにあたってドラッカーは、「われわれは貢献に焦点を合わせることによって、混乱と混沌から意味あるものを識別し、チームの形成を可能とする。また、組織の内部に引きこもることを防ぎ、組織の外部すなわち組織の成果に目を向けることができる。つまるところ、成果をあげることに焦点を当てることである。」と結んでいます。

2013/5/16
update:2015/10/3